top of page
2024年12月31日
山なのにイソヒヨドリ
12月30日、あきる野市内でお墓参りしていると、墓石の向こうから小鳥が顔を出しました。 「あら、こんにちは!」背面の青と腹面の赤の組み合わせが美しいイソヒヨドリの雄です。 もともと海辺を生息地としていたイソヒヨドリが、内陸部でも繁殖するようになってから...
2024年12月29日
メジロとタチカンツバキ
12月27日、年内最後の巡回点検で、各種サインを掲示しつつ堀之内方面を廻ってきました。 秋葉台公園のトイレの周りではタチカンツバキが花盛り。メジロたちが集まっていました。 花蜜の好きなメジロにとって、ツバキの仲間は、梅や桜と並ぶ重要な蜜源となっています。...
2024年12月25日
トモエガモとハシビロガモ
12月24日、今年も築池に滞在中のトモエガモは全部で5羽、それもなぜか雄ばかりです。 つくいけの道から水面の枝をそっと覗いてみると、トモエガモがまったり休んでいました。 藪の隙間からとはいえ、こちらの存在にはとっくに気が付いています。それでも逃げようと...
2024年12月25日
浅川の写真展と堆肥運搬
12月23日、長池公園自然館展示室1で「第13回 あさかわコンクール入選作品展」の展示が 始まりました。(会期は1月7日まで。)八王子を代表する河川、浅川の魅力が満載の写真展と なっていますのでぜひお立ち寄り下さい。偶然にも、この日は八王子駅方面に用事があり、...
2024年12月17日
里山保全隊活動納めと観察会告知
12月16日、朝から都内へ出張してきましたが、昼すぎに自然館へ戻ると、美しい光景が・・ 赤と黒の対比が美しいトキリマメの果実です。二色効果で小鳥を誘引しますが、実際には 美味しいわけではないようです。エンドウマメのようなサヤ入りタイプの果実を持った...
2024年12月16日
ケヤキめくり始めとパーキッズツリー登場
12月15日、初冬の公園をお散歩していると、思いがけない美しいシーンが見つかります。 例えばこちらは黄金色の天狗の葉っぱ!ハリギリの葉ってこんなに綺麗だったのですね。 里山では、多くの木々が落葉する前の最後の輝きを見せてくれます。旬は今のうち・・...
2024年12月15日
スギ樹皮下の生物多様性
12月14日、八王子市環境保全課主催「学生ボランティアによる緑地保全活動」が谷野町の 斜面緑地(一般立ち入り不可)で開催され、講師を務めてきました。創価大学、法政大学、 工学院大学、東京工科大学の各学生の皆さん、里山レンジャーズの一期生3名と二期生1名、...
2024年12月15日
自然環境保全実習最終回
12月12日、今週も専門学校東京テクニカルカレッジの自然環境保全実習を実施しました。 10月の下旬から毎週木曜日に行ってきた実習も、あっという間に最終回となりました。 実習最終日は試験対策がメインでしたが、午後からは別所小学校おおぞら学級の皆さんと...
2024年12月13日
ヤマギシモリノキモグリバエ
12月11日、午前中は調査の仕事で、市内北東部に位置する民有緑地まで出張してきました。 植物調査を行う時期としてはかなり遅く、枯れ果てた草花も多いため、難易度高めです。 墓地のそばに植えられたシキミを見上げると、無数の昆虫が葉っぱに集合していました。...
2024年12月13日
ホオジロと腐葉土掘り出し
12月9日、今シーズンは長池公園の草地でホオジロを見かける機会が多いように思います。 特に朝は、姿池斜面草地のススキに止まって種子をついばんでいる姿をよく目にします。 スズメと見間違いそうですが、少し大きくて“チチチッ”という声で鳴くのが特徴です。...
2024年12月10日
ビロードシダとヤツデの花
12月8日、先日の平山方面の観察会のあと、堀之内側にある石壁に立ち寄ってきました。 お目当ては、こちらのビロードシダというシダ植物です。高尾方面など、山地では珍しく ありませんが、多摩丘陵では非常に珍しい種類です。一見、ノキシノブなどに似ています。...
2024年12月10日
神輿草と里山レンジャーズ最終回
12月7日、足元の草むらの中に、ゲンノショウコの弾けた果実が目に留まりました。 ゲンノショウコの別名は「神輿草(みこしぐさ)」。この写真の姿がまるで御神輿の飾りの ように見えることから名付けられました。確かに御神輿の屋根には四隅にこんな形のモノが...
2024年12月8日
トモエガモと森の福笑い
12月5日、築池にトモエガモが飛来したことを前にお知らせしましたが、今も滞在中です。 今シーズンは雄が3羽いるようです。別のスタッフから写真を提供していただきました。 数年前のようなフィーバーっぷりは見られませんが、根強い人気で注目を集めています。...
2024年12月7日
梶川の黄葉と紅葉(投稿700件目!)
12月4日、早いもので、投稿700件目を迎えました。今後とも宜しくお願い致します。 この日は午後からオンラインで、ユネスコエコパーク関係自治体向けの講義を行いました。 文科省が推進する「ユネスコ未来共創プラットフォーム事業」の一環として行われている...
2024年12月6日
溢泌(いっぴつ)と千葉の動植物
12月3日、調査の仕事で朝早くから千葉へ出張してきました。夕方からは東京都立大学での 講義が控えており、慌ただしい一日となりました。調査地の最寄り駅にコインロッカーが 無かったのは誤算で、行動用のリュックに加えて、PCの入ったバッグを片手に持ったまま、...
2024年12月6日
下柚木小学校林授業と里山保全隊活動
12月2日、晴れ渡る空にポカポカ陽気の心地よい秋の一日でした。朝から下柚木小学校へ 出張し、5年生を対象に、学校林を活用した自然観察プログラムを実施してきました。 はじめに同行した別のスタッフから、50年前と現在の学校林周辺の航空写真による比較や...
2024年12月5日
ヒカゲワラビとギフベニシダ
12月1日、先週の管理作業中に、東中野公園で珍しい2種類のシダ植物を発見しました。 一つ目は松が谷遊歩道側の石垣に着生していた大型のシダ、ヒカゲワラビ(南多摩CR)です。 これまで見逃していたというよりは、最近になって定着したものではないかと思われます。...
2024年12月5日
学生ボランティアの活躍とスワッグづくり
11月30日、巡回清掃で松が谷方面を廻っていると、各所で木々の紅葉が目に付きました。 特に、いせまいり公園などに植えられたメタセコイアの燃えるような紅葉は圧巻です。 定番のカエデ類やモミジバフウ以外にも、美しい紅葉を見せる樹木はたくさんあります。...
2024年12月4日
ミノウスバ産卵と別所小学校プログラム
11月29日、南エントランスゾーンの園路沿いで、今年もマユミの実が見頃を迎えています。 マユミの木には様々な生きものが集まってきますが、先日、可愛らしい蛾を見つけました。 マユミをはじめとするニシキギ科の樹木を食べて暮らす、ミノウスバという蛾の仲間です。...
2024年12月2日
紅葉と自然環境保全実習4週目
11月28日、各地でイロハモミジの紅葉がピークを迎えています。由木地区のイロハモミジの 紅葉は、例年、他の地域よりもやや遅い11月下旬から12月半ば頃までが見頃となります。 1枚目は長池公園、2枚目と3枚目は東中野公園での撮影。先日、南大沢かわら版の記事で...
2024年12月2日
台湾国立大学と東京都市大学の視察対応
11月27日、調査の仕事で市内北西部の民有緑地を廻った帰りに、自然館中庭で栽培している 重要保護植物、タウコギの故郷(自生)へ立ち寄ってきました。タウコギは市内では2ヶ所で しか確認されていない希少な水田雑草です。うち1ヶ所は先日訪れて、無事に開花・結実を...
2024年11月25日
秋の情景と秋葉台小学校野鳥観察
11月22日、姿池斜面に刈り残されたススキの穂が眩しく輝いていました。また、築池では 水面に色付き始めた木々の葉が写り込み、こちらも情緒的な光景を作り出していました。 私は秋になるといつも「どこを見ても美しい季節」と表現します。秋の長池公園には、...
2024年11月24日
ニシキギのキャンドル
11月21日、先日の国分寺散策で見つけたちょっと不思議な(?)美しい光景をご紹介します。 世界三大紅葉樹の一つにも数えられ、真っ赤に色付くことが知られるニシキギの葉ですが、 ここでは、葉を縁取るように赤くなり、中央は緑のままという奇妙な紅葉が見られました。...
2024年11月23日
落とし主の正体は・・
11月20日、講師の仕事で国分寺方面へ。いつもどおり、自然観察をしながらの街歩きです。 心配していた雨はほとんど降らず安心したものの、冬のような寒さでだいぶ冷えました。 野川を渡ったあとは、お鷹の道の流れに沿って歩き、真姿の池湧水群や武蔵国分寺公園を...
2024年11月19日
スズメの受難とパーキッズによる姿池清掃
11月17日、出かけた先で弱ったスズメを見つけました。左眼を負傷しており、うまく飛び 立てないようで地上に座り込んでいました。ちょうど目の前に停まっていた農作業の重機が 発車しようとしているところだったので、轢かれないように思わず拾い上げたのでした。...
2024年11月18日
クロアゲハとホオジロ
11月16日、長池公園で草名ラベルの設置などを定期的に行っているボランティアグループ、 「道草くらぶ」の皆さんと園内を歩きながら草花観察、ラベルの設置や回収を行いました。 草木の名前を知ることは、身近な自然と仲良くなる第一歩だと考えていますが、皆さんと...
2024年11月18日
ヒナコウモリとポンポンアザミ
11月15日、帰宅して間もなく、同じ団地に住む自然愛好家のTさんが我が家にあるものを 持ってきて下さりました。そのあるものとは、生きもの。なんと、ヒナコウモリでした! 例年、春~初夏と晩秋に自宅の団地内でヒナコウモリの声を聴き、渡りの途中に別所周辺を...
多摩美術大学ワークショップ
8月22日、自然館中庭に羽化したてのショウジョウトンボがいました。黄金色が美しい! 真っ赤に成熟したショウジョウトンボとはまた違う、神秘的な魅力がありますね。 ずっと前から飛び回っている印象ですが、羽化の見られる期間は思いのほか長いようです。...
続・猫じゃらしの常連客
8月21日、エノコログサやアキノエノコログサよりも少し遅れて、キンエノコロの仲間が 穂を出し始めました。赤味がかった黄金色の総苞毛が美しいコツブキンエノコロ。 よく見ると、細長い虫が複数止まっていました。エノコログサにいる虫といえば、...
センチコガネと都立大学インターンシップ3日目
8月18日、朝から慌ただしく保育園へ向かう途中、“輝き”が目に飛び込んできました。 身近な糞虫として知られるセンチコガネです。思わずポケットティッシュにそっと包んで 出勤しました。綺麗なものを見つけると、「誰かに見せたい!」と思うのは昔から変わり...
サマースクールとカワセミの翼
8月17日、サンリオピューロランド主催のサマースクールで自然体験の講師を務めました。 前回3日と同様、多摩センター周辺の自然を観察しましたが、メンバーは総入れ替えです。 今回は全員が女の子ということもあってか、草花遊びの人気が高く、盛り上がりました。...
トガリシオデと都立大学インターンシップ2日目
8月16日、野生動物調査用のセンサーカメラを設置するために、長池公園の林縁を 藪漕ぎしていると、シオデの一品種「トガリシオデ」の果実を見つけました。 ふつう、シオデの果実は少し潰れた球型をしていますが、この品種は先端が たまねぎ状に尖っているのが特徴です。それ以外の点はシオ...
アオスジハナバチとナンバンギセル
8月15日、自然館前で保護しているサワギキョウの花にアオスジハナバチが訪花しました。 1年前の8月16日に、同じシチュエーションで観察していたことから、そろそろではないかと 期待していると、数匹のアオスジハナバチが1日を通して何度もやってきてくれました。...
コガタコガネグモとカヤツリグサの草遊び
8月11日、ながいけの道を散歩中にコガタコガネグモを見つけました。 園内ではそれほど珍しいクモではありませんが、人の顔に見える模様が独特で、 つい足を止めてじっくり観察してしまいます。足の揃え方も面白いですよね! 高原の花のイメージが強いセリ科の大形植物、シシウドがながいけ...
アブラススキと明星大学インターンシップ4日目
8月10日、蒸し暑い毎日の続く中、長池公園では秋の草花が少しずつ咲き始めています。 第一デッキの階段脇で大きな穂を垂らしている植物は、イネ科のアブラススキです。 花序や茎をつまんでみると、名前のとおり、油っぽい粘液が付いてべたつきます。...
タイワントビナナフシ
8月9日、午後の職員会議が終わったあと、スタッフ数名で研修も兼ねて園内を歩きました。 里山のいえの前を流れる水路では、ミズオトギリの花がよく咲いていました。 水滴が美しく、もっとよく見ようとかがんだら、颯爽と歩くナナフシが目に入りました。...
明星大学インターンシップ2日目
8月8日、今日は数字の語呂合わせから“葉っぱの日”なのだそうです。 ということで、最近気が付いた面白い葉っぱをご紹介します。 つくいけの道の柵内に点々と生えているコゴメウツギという低木の中に、1本だけ、 葉っぱの葉脈に沿って色が濃くなっているものがあります。原因はわかりませ...
ネキトンボと明星大学インターンシップ
8月7日、つくいけの道の木陰で休む、美しい雄のネキトンボと出会いました。 翅の付け根が色付き、胸に太い黒筋が2本通っているのが特徴の赤トンボです。 2000年くらいまでは滅多に見られないトンボでしたが、ここ10年くらいで数を増やし、...
ミズユキノシタの変わり花と八王子まつり
8月5日、昨日の記事に登場した“植物に詳しい方”が、自然館中庭で保護栽培中の ミズユキノシタの中から、面白い変わり花を見つけ、知らせて下さりました。 通常、ミズユキノシタの花には花びら(花弁)が無く、4つに分かれた萼片と、雄しべ4本、...
サマースクールとアズマヒキガエル
8月3日、サンリオピューロランド主催のサマースクールで自然体験の講師を担当しました。 昨年に引き続き、多摩センター周辺で子どもたちと濃厚な半日を過ごしました。 セミやヤモリを捕まえたり、葉っぱに手紙を書いたり、どんぐりの赤ちゃんを集めたり、...
公園のアナベルでリースづくり
7月29日、自然館で主催イベント「公園のアナベルでリースづくり」が開催されました。 ドライフラワーの先生でもある自然館スタッフが講師を担当しました。 南エントランスゾーンの花壇などに植栽されたアナベル(アメリカアジサイ)の花柄を...
展示会「長池見附橋と鉄道」開催中
7月28日、慌ただしい一日。亀の歩みで草を登っていくウシカメムシの姿に癒されました。 暑さ厳しく、日中の公園は人影も少なめですが、自然館は夏休みらしく賑わっていました。 クラフトコーナーには可愛いお客さん。雑紙を折り込んで素敵なバッグの出来上がりです!...
エゴヒゲナガゾウムシ
7月26日、自然館スタッフがエゴヒゲナガゾウムシの雄を手に乗せて連れてきました。 左右に飛び出した突起の先端に複眼があり、なかなか独特な顔立ちです。 先日16日の記事で、猛暑日にヤマグワの葉の裏で涼むエゴヒゲナガゾウムシの姿を...
投稿件数200件達成!
7月23日、おかげさまで、ブログ記事の投稿件数が200件を迎えました。 いつも読んで下さり、ありがとうございます。 「ブログ読みましたよ!」 「記事に載っていた生き物見れました!」 そんなふうに皆さんから声を掛けていただいたり、...
bottom of page