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水色眼鏡

4月22日、近所で数ヶ月ぶりにフクロウの声を聴きました。日中に見かけることは滅多に

ありませんが、夜間はこの辺りの緑地を点々と移動しながら野ネズミ狩りに勤しんでいる

のでしょう。年に数回ほど、長池公園の伐採更新地や樹林内でも声を聴くことがあります。

長池公園の水辺ではトンボの姿を目にするようになりました。水色の体を見ると、おなじみ

シオカラトンボと思ってしまいそうですが、別の種類でシオヤトンボというトンボです。

春一番に羽化する種類で、ため池のほとりや湿地を飛び回ったり、ペタッと止まったりして

いるのをよく見かけます。雌は黄色っぽいカラーリングなので、同じ種類とは思えません。

3枚目のように交尾している様子を見れば納得ですね。「トンボの眼鏡は水色眼鏡」という

歌詞があったのを思い出して、シオヤトンボの顔をアップで見てみると・・あっ!水色だ!

トンボの観察をしていると、水辺には様々な生き物がやってきます。水浴びにやってきた

のはウグイスです。枯れ葉のような大きなチョウ、クロコノマチョウも吸水に来ました。

さて、この日は調査の仕事で小比企町や椚田町など、市内のあちこちを廻ってきました。

素晴らしい場所を見つけたのですが、これについてはまた機会を改めてご紹介しますね!

おまけ。市内のとある湧水湿地にウチワゼニクサ(タテバチドメグサ)が群生していました。

侵略性の高い水辺の外来植物なので、引き続き今後の動向に注視していきたいところです。


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