2月18日、数日前から自然館前に顔を出している蕗の薹。私もじっくりと愛でてきました。
蕗の薹は、苞に包まれた若い花茎のことを指します。種としてはフキが正式な名称です。
フキといえばあの大きな葉。同じものとは思えないほどギャップがありますね。どちらも
食用になるのですが、蕗の薹は山菜、葉は野菜という印象でしょうか。栄養価は低めです。
この日は堀之内東山はぐくみの森緑地での管理作業中、隣接する民地の一角で、良い発見が
ありました。墓地の前に列植されたカヤやスギに混ざって、「ツガ」が1本あるのに気が
付いたのです。いつも素通りしていたのですが、どうも樹皮が変だなと思って足元を探して
みました。ミニチュアサイズの“栂ぼっくり”が点々と落ちているではありませんか!
ツガは多摩丘陵では希少な存在です。この場所は残念ながら一般立ち入り不可なのですが、
近隣では、堀之内寺沢里山公園に隣接する龍生寺境内でツガの大木を見ることができます。
よく探せば他にもどこかで見つかるかもしれません。情報をお持ちの方は教えて下さい。
おまけ。大栗川の水辺にエナガの群れがいました。いつもは雑木林で見かけるエナガたち。
ヨシ原を移動しながら、何を食べているのでしょうか?(嘴が小さすぎてよく見えない。)