5月15日、専門学校の校外実習2日目はこの日も快晴。学生さんたちに手伝ってもらい、
先日の雨対策で開栓してあった姿池のバルブを閉めに行くと、こんな光景に出会いました。
姿池のアイドル、アオサナエがゆっくりとお尻を上げて、渾身の逆立ちを披露しています!
以前に別の種類のトンボで紹介したことがありますが、オベリスク姿勢と呼ばれるポーズ。
直射日光を受ける体の表面積を極限まで減らすことで、体温の上昇を防いでいるそうです。
逆立ちキープは疲れそう・・でもご安心を。普段はこのようにペタッと止まっています。
姿池のアオサナエを観察するには、晴れた日の午前中が適しているようです。この時は
不在でしたが、アオサナエ同様に希少なホンサナエも姿池周辺をテリトリーにしています。
堤防を挟んだ反対側、築池のほとりにはクロイトトンボが何匹かいました。人気のカモや
カメとは対照的に、足もとを飛び回るこの美しい子に気付く人はほとんどいません。
時折、「イトトンボだ!」と子どもたちの声が聴こえてくると、嬉しくなってしまいます。
自然館前のミゾコウジュには、羽化したばかりと思われるイトトンボの仲間がいました。
まだ色が付いていないので種名はわかりません。自然館の水鉢で生まれ育った生き物たちが
“翅や脚”を得て次々に旅立っていきます。「トンボもカエルもみんな、元気でね~!」