12月26日、オンラインの打ち合わせが2件と対面の会議に打ち合わせとインドアな一日。
ビジネスマンにとっては当たり前の日常であっても、私のようなフィールドワーカーに
とっては肩が凝り、足が痺れてしまうということで、合間の時間に園内を歩きました。
常連の来園者と年末の挨拶を交わしつつ、問い合わせの多い野鳥の飛来状況もチェック。
特別保全ゾーン内、中央園路から見える辺りの木立に今季初認のアカゲラがいました。
一年中見られるアオゲラと違って、アカゲラは長池公園では秋冬のみ見られる渡り鳥です。
毎年必ず見られるわけではなく、渡来数も多くありません。散策に出かけて正解でした。
ハンノキ林付近の繁みでは、先日の子と同一個体と思われるミソサザイも観察できました。
一方、第二デッキにはイカルの群れが水を飲みに降りていました。今年は多いですね!
ながいけの道では、私の前を先導するようにモズが移動していきました。この一帯は、
写真の雌が縄張りを構えているので、ちょっと足もとの落ち葉をカサカサとどかす動作を
試してみると、向こうから近付いてきてくれます。本当に人の動きをよく見ている鳥です。
木の実のシーズンはほぼ終わりです。わずかに残ったムラサキシキブの実をメジロが
ついばんでいました。一見、すでに乾いて美味しくなさそうな色合いになった木の実でも、
かえって甘味が増してくるのか、盛んに食べに来ます。また、この時期はタチカンツバキの
花の蜜を舐めに来ている姿もよく目にします。冬はヤブツバキ、早春は梅、春はサクラと、
メジロにとって、花木の存在は重要です。グルメなメジロの観察はとても楽しいですよ!
いつもの鳥たちに加えてアカゲラのおまけ付き。短い時間でしたが、充実のとりさんぽで
良い気分転換になりました。皆さんにも、楽しい出会いや発見がありますように!