11月3日、先日、大塚西公園の広場の一角に群生するツボクサという雑草を案内しました。
本来は西日本の沿岸部など、暖かい地域に自生するものなので、多摩ニュータウン内で
見られるツボクサは、苗木の植栽や造成を行った際の土に付いてきたものと思われます。
葉っぱだけでも同定が可能なので、あまりじっくりと観察したことが無かったのですが、
実のようなものがふと目に入ったので、皆さんと一緒に拡大して見てみることにしました。
やはり、果実でした。拡大してみると、その姿はまるで“ひとかじりしたビッ●マック”の
ようではありませんか!!3つの扁平な果実を2枚の総苞片が支えている構造のようです。
こんなに面白い果実ができるのに、今まで見逃していたんですね。来年こそは花を見るぞ!
もう一つ。こちらは足元の葉っぱを行ったり来たり歩き回っていた小さなアズチグモです。
なかなかオシャレなデザインをしているな~と思って、背中をアップで見てみると・・
で、出た~!人面グモ!!というより動物の顔?私には“てんど●まん”に見えました。
皆さんはいったい誰の顔に見えます?・・それにしても、自然の造形は本当に愉快ですね。
こうやって拡大してじっくり眺めることで初めて見える、素晴らしい世界があるのです。
ところでこの日は3連休の中日でした。南大沢駅周辺が人・人・人でごった返しています。
東京都立大学の学園祭「みやこ祭」に足を運んだのですが、パンフェスも凄い人出でした。
30年前、大学へと繋がるこの大通りの両側はお花畑でした。当時は歩く人もまばらで、
闊歩するキジの姿や、聴こえてくるセッカやヒバリのさえずりが懐かしく思い出されます。
そんな牧歌的な光景が、多くの人で賑わう街へと変貌することを誰が想像したでしょうか。