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エナガの巣作り

4月8日、穏やかな春の陽気です。昨日は南エントランスゾーンのフデリンドウなどを紹介

しましたが、夕方にもう一つ良い出会いがありました。先週末、お花見をしていた時に

ある場所でペアで仲良く行動をしているエナガがいたので、様子を見に行ってみたのです。

現地に着くと、さっそく羽毛をたっぷり咥えて現れました。巣材集めをしているようです。

3月20日の記事、エナガの糸引きと雑木林講座では、外装のコケを紡ぐための糸を調達して

いましたから、時期的にはこのペアも羽毛で内装を繕い、いよいよ仕上げの段階でしょう。

ちなみにこれらの羽毛ですが、ウラジロモミの枝にツミがヒヨドリを捕食した食痕があり、

そこからせっせと使えそうな羽毛を頂戴しているのがわかりました。運んだあとに戻って

くるまでの時間が短く、これは近くに巣があるかもと予想して、そっと尾行してみました。

ありました!シラカシの樹上に完成間近の巣がありました。園路からは絶妙に見えません。

木の真下から枝を透かしてやっとその存在が確認できる、かなり見えにくい位置でした。

これなら安心です。抱卵が始まったら、私もあまり近付かないようにしようと思います。

巣材集めの様子はしばらく園内各所で見られますが、営巣場所については公表を控えます。

エナガの巣作りについてはこれまでも何回か記事を書いていますので、どうぞご覧下さい。

おまけ。今が旬のキイチゴの花、三兄弟。モミジイチゴ、ニガイチゴ、クマイチゴです!


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