10月21日、この日は私が勝手に「ジョウビタ記念日」と名付けています。長池公園では冬の
渡り鳥として毎年見られるジョウビタキという小鳥が、2020年から2022年にかけて、3年間
連続で10月21日に渡来したからです。昨年(2023年)はそれよりも1週間以上早い10月13日が
初認日でした。今年はどうかと思いながら一日を過ごしましたが、確認できませんでした。
ジョウビタキは国内での繁殖個体が年々増えていることや、関東からさらに南下する子が
多くいることも考慮しなければならないので、初認日はあくまでも目安でしかありません。
※その後、10月23日に自然館裏で雄のジョウビタキを初認しました。来てくれて良かった!
昼頃まで秋葉台公園と九兵衛坂公園で緑地管理作業を実施していましたが、午後からは
長池公園で過ごしました。来週から、長池公園で毎週月曜午後に実施しているボランティア
活動の「里山保全隊」を私が担当することになり、作業を終えた皆さんにご挨拶しました。
道中、第一デッキに黄色い花が見えました。希少なキク科の湿生植物、オオニガナです。
ハンノキ林由来のもので、ここ数年は10月20日前後に開花が見られるようになりました。
周囲では、サクラタデ(高月町産の移植個体群)やアキノウナギツカミなど、タデの仲間も
数種類咲き揃い、湿地を彩っています。谷戸の湿地がもっとも華やかに輝く季節ですね。
ながいけの道のヤマハッカ、自然館周辺のセキヤノアキチョウジ(植栽品)、メナモミなども
引き続き見頃となっています。散策日和の気候、秋の野花にもぜひ目を向けてみて下さい。