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カメノコテントウ

4月12日、マスターズプログラムの定例活動で、外来植物の駆除作業を行いました。

場所は長池公園の体験ゾーンです。この辺り一帯でじわじわと広がってしまっている

セリバヒエンソウとアメリカスミレサイシンに狙いを定め、選択的に抜き取りました。

作業中、とんぼ池のヤナギの幹を大きなテントウムシが歩いているのを発見!

体長1cmと、普通のテントウムシと比べて“1.5倍増し”サイズのカメノコテントウです。

手に乗せるなり、赤い汁をたくさん出してご覧のありさま。こりゃ、鳥も襲わないわけだ!

カメノコテントウの観察中、セキショウの茂みに「ガサッ」と何かが飛び込みました。

音の正体はなんとニホンイタチでした。園内でイタチと鉢合わせしたのはこれが二度目。

対岸の斜面をぴょんぴょこ逃げていってしまい、またしても撮り逃してしまいました・・

嬉しさ半分、悔しさ半分!・・ということで気を取り直して、作業に戻りました。


少人数での活動でしたが、セリバヒエンソウ約5000株、アメリカスミレサイシン約50株、

それぞれ抜き取ることができました。それにしても、毎年それなりに駆除しているにも

かかわらず、物凄い数です。これだけやっても、まだまだ取りこぼしが残っている状況で、

全く手つかずの場所もありますので、完全駆除達成は不可能に近いでしょう。

現状では、“里山生態系への侵入を可能な限り抑え込むための作業”と割り切っています。

自然館周辺ではヒメウツギが咲き始めました。例年より半月以上も早く、最速の開花では?

「待ってました~!」と、一番乗りでやってきたのはコチャバネセセリさんでした。

晩春から初夏に見られる野生ランの仲間も続々と開花しています。

自然館中庭に移植植栽されたエビネ、つくいけの道など園内各所に発生しているキンラン、

そして、見附橋バス停付近で20数株がまとまって生えているクゲヌマランなどなど。

新緑の季節も見どころ盛りだくさんの長池公園へ、ぜひ一度お出かけ下さい!

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