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キツネノタイマツ

10月18日、朝から小雨がぱらつきました。雨上がり、自然館裏口から自然館駐車場へ向かう

途中の道ばたで面白いものを見つけました。キツネノタイマツというキノコの一種です。

すごい形、そしてすごい色です。本来は先端が黒っぽいグレバという物質に覆われますが、

発見したときにはすでに雨でグレバが流れ落ちており、地の赤色が際立っていました。

見た目がそっくりのキツネノロウソク、キツネノエフデなどとは、はっきりと傘がある点で

見分けることができます。キツネシリーズ、全てコンプリートしてみたくなってきました!

この日、午前中は下柚木にある民有緑地の植物調査、午後は九兵衛坂公園の草刈りを実施。

植物調査時に見かけた植物をいくつか紹介します。痩せ尾根の先端部分に、かつての茅場の

名残りと思われるススキ草地が広がっており、アキノキリンソウやオオアブラススキなど、

由木地区では希少な草原性植物が見られました。写真3枚目以降は、順に、ノハラアザミ、

リュウノウギク、トダシバ、ツユクサです。私有地なのでご案内できないのが残念ですが、

由木地区には、まだまだいい場所がたくさん残っています。このブログは、公園とは

直接関係の無い話題も多くて恐縮ですが、一般には知られていない地域の一面を皆さんにも

ぜひ知っていただきたいという思いがあり、あえて積極的に取り上げることにしています。

今後も公園だけに留まらず、地域の自然情報を幅広くアーカイブしていきたいと思います。



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