クロジ祭りとアメリカスミレサイシンの抜き取り
- ひとまちみどり由木 指定管理者
- 5 時間前
- 読了時間: 2分
4月21日、エナガの巣作りについて前に書きましたが、雑木林トレイルでもエナガに遭遇。
すでにヒナへ与える芋虫を咥えていたので、子育て真っ只中というところでしょう。そして
この子は尾羽がくりんと曲がっています。狭い巣の中でじっと卵を温め続け、その際に少し
ずつ向きを変えながらクルクルと回っているうちに寝癖が付いたのでしょう。そんな努力の
証を見ると、応援したくなりますよね!ヒナが巣立つまではそっと見守っていきましょう。
この日は朝から園内の至る所で「チッ・・チッ」という小鳥の地鳴きが聴こえてきました。
たくさいんいたアオジの多くが渡り去ってしまったあと、この時期の1週間ほど、ある鳥が
一斉に長池公園へ立ち寄っていきます。その正体はクロジ。年に一度のクロジ祭りです!
蓮生寺や天野谷戸、松木日向緑地など、由木地区内でもクロジの越冬している場所は複数
あるのですが、長池公園で見られるのは主に11月と4月の渡りの通過時に限られています。
50羽以上ものクロジが雑木林や林縁の繁みに潜んでいるというのに、シャッターチャンスを
ものにすることができず、悔しい思いをしました。何とか証拠写真が撮れたので載せます。
これはこれで、藪からなかなか出てこないシャイなクロジの雰囲気そのもので良いのかも。
午後は、里山保全隊活動で外来植物のスミレ、アメリカスミレサイシンの抜き取りを実施。
毎年、園内各所で駆除を行っていますがなかなか減りません。濃い紫色の花は中心に毛が
フサフサ生えており、ハート形の葉は光沢のある鮮やかな緑色。しかし最大の特徴は地中に
あります。抜いてみると、ワサビのような立派な根茎が現れます。根茎ごと掘り採るのは
大変ですが、慣れれば簡単です。この日の活動では体験ゾーンで707株を抜き取りました。
この作業、どうやら向き不向きがあるようで、ガシガシ草刈りしたい人にはなかなかの
ストレスだったようです笑。私は得意なので熱中しちゃいましたが・・お疲れさまでした!
次週の活動はもう少しガシガシ系のメニューを考えておきますので、覚悟して下さい笑。
おまけ。トンボ池のヤナギにカメノコテントウがいました。日本最大級のテントウムシ!