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ヌカスゲ開花

2月17日、道ばたの日当たりの良い場所では、春の野花が続々と顔を出し始めています。

かなり地味な植物で恐縮ですが、自然館周辺では異例の早さでカヤツリグサ科のヌカスゲが

開花していました。何気なく叢生した葉を掻き分けると、雄花がいくつも見つかりました。

ヌカスゲは都内では非常に少ないスゲ類の一つです。自然館周辺の個体は以前、他所から

移植してきて地植えにした株が周囲に広がったもの。線形の雄小穂と早い花期が特徴です。

もうじき、ヒメカンスゲやミヤマカンスゲなども春の訪れを教えてくれることでしょう。

さて、午後の里山保全隊はNPObirthからお二人のスタッフが急遽参戦して下さりました。

作業メニューは、雑木林トレイル内のナラ枯れ伐採跡地から尾根にかけての林床整備です。

今回は念のため、ヘルメットを着用して作業を行いました。来週、コナラの苗木を採取する

大規模なイベントが予定されており、当日の参加者が安全に活動するための下準備です。

ハリギリ、タラノキ、イヌザンショウ、キイチゴ類などトゲのある低木を取り除いたり、

密集して生えた実生木の実生や下草も一定の面積、スッキリ刈り取ってもらいました。

イベントの下準備にくわえ、しばらく手付かずだったエリアの手入れが捗って一石二鳥!

イベント当日は、協力者として「里山保全隊」を紹介して下さるそうなので楽しみです。





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