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ケヤキとプラタナスに潜む虫たち

2月9日、長池公園自然館前のフキノトウが、ちょこんと地上に顔を出していました。

ところで先日8日の午後、活動の下見のために、スタッフ4人で東中野公園を散策しました。

頭上をオオタカが飛んだからなのか、野鳥の声や姿は少なくなり、園内は静かでした。

そこでふと思い立ち、ケヤキとプラタナス(モミジバスズカケノキ)の樹皮をめくると・・

いました!思ったとおり、外来種のプラタナスグンバイがたくさん潜んでいました。

軍配の形をしたレース状の翅が、とても不思議だと思いませんか?

隣に貼り付いているクモは、樹皮に擬態しているキハダエビグモです。

樹皮の隙間では、キハダエビグモ、キハダカニグモ、チリグモなどがよく見つかります。

同行のスタッフが悲鳴とともに見つけた虫がこちら(左の写真)です。

正体はラクダムシの幼虫!すごい勢いで体をくねらせながら動き回っていました。

体長2mmほどの極小てんとう虫、ヨツモンヒメテントウや蛾の仲間の繭も見つかりました。

樹皮の下の虫探しにすっかりドハマりしてしまったスタッフ一行。

虫の居場所がなくなってしまわないよう、剥がしすぎに気を付けなければいけません。

何にも見つからない・・そんな時は視点を変えると、思わぬ発見が待っているものですね!




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