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シダ植物とエナガ

1月19日、鹿島緑地の北斜面樹林地で林床の手入れを行いました。

ここは日当たりが悪く、生える草花も疎らな場所ですが、常緑樹の実生や笹がすぐに繁ってしまうため、冬場に刈払機を入れて綺麗にしています。

近くには幼稚園や児童館、小学校などがあるので、防犯・安全管理上も重要な作業となっています。


林床の一角にシダ植物が群落を作っており、この中にはキヨスミヒメワラビ、マツサカシダ、オニカナワラビなど、希少な種類も複数生育しています。

そこで、これらのシダには目印を付け、囲いを作って刈り残すようにしています。


珍しいシダを見て「まあ、きれい!」と喜ぶ私のような人は少数派でしょう。

しかしどんなに地味であっても、シダはその場所の気候や植生環境を特徴付ける重要な植物。

目立たない存在だからこそ、いっそう愛情を込めて見守っていきたいものですね!

作業の休憩中、可愛らしいエナガの群れがそばまでやってきて癒してくれました!


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