3月7日、先日6日に九兵衛坂公園のケヤキ樹皮下にいた小さなゾウムシを紹介します。
まるでチュウシャクシギ(鳥)の嘴ような細長い口吻を持ち、背中の十字模様が特徴的な
このゾウムシの正体は、ジュウジチビシギゾウムシです。大きさはわずか2.5mm!
2.5mmは“指の指紋5列分”に相当します。そう、本当に極小サイズの昆虫なのです。
驚くことに、一緒にいた小学生の一人がこの可愛いゾウムシを見つけてくれました!
ということでこの日の午後は、九兵衛坂公園に秋葉台学童保育所第4クラブの子どもたちが
集合し、公園アドプト活動の一環として、雑木林の手入れを手伝ってくれました。
熊手を使った落ち葉かきと、希少植物周りのササ刈りをみんなで協力して実施したあと、
公園を一回りしながら生き物探しをしました。とにかくみんな、元気いっぱいです!
落枝に付着しているタマキクラゲが大人気で、触ったり、ひとかじりしてみたり。
他にもキノコが無いかと足もとの朽木を拾い上げると、シジミタケの赤ちゃんを発見!
また、せっかくなのでとタネツケバナの葉を味わってもらったら、とても好評でした。
そのほか、タヌキのため糞、トイレの窓ガラス内で冬越しするヤモリなどを観察。
短い時間でしたが、作業も観察も楽しんで取り組んでくれてほっとしました。
最後に、今後も九兵衛坂公園で継続的に連携していくことを約束して解散となりました。
所変わって、自然館周辺では待望のシュンランやバイモ(アミガサユリ)が咲き始めました。
地味すぎてあまり注目されませんが、見附橋周辺の歩道ではイネ科雑草のイチゴツナギが
花穂をたなびかせています。水平方向に葉を広げ、すらっとした容姿が魅力的な植物です。