2月19日、自然観察会の講師の仕事で鹿島・松が谷方面の公園緑地を巡ってきました。
松が谷駅をスタートし、まずは大塚東公園をぐるりと廻ります。道中は見どころが多くて
なかなか進みません。開始から1時間経つというのに、松が谷駅がまだ見えていました笑。
ケヤキ樹皮下で冬越しする昆虫たちの捜索に始まり、クラマゴケの不思議な葉の構造や
ノササゲの裂開したあとの果実の美しさなど、次々に取り上げて夢中で観察したのでした。
歩道に植栽されたトウカエデの樹名板を何気なくめくってみると“お宝”が出てきました。
集団で身を寄せ合うナミテントウです。どの子も全て同じ種類ですが、模様は色々ですね!
その様子はまるでお菓子の詰め合わせのようで美しく、めくってみて本当に幸運でした。
ナミテントウの多様な斑紋型についてはこちら→ナミテントウの斑紋多型と小鳥の巣箱設置
しばらく観察しているとやれやれという様子で活動を始めたので、慌てて元に戻しました。
その様子を寄ってたかって観察する皆さんのほうも、まるでテントウムシ状態ですよ~!
成虫越冬するカメムシの仲間もいくつか見つけました。中でも水牛のような正面姿をした
ウシカメムシは注目の的!背中の柄も独特です。(※3枚目はヒメコバネナガカメムシ。)
大塚東公園をようやく抜けたあとは三本松緑地、大塚西公園、傘平緑地などを廻りました。
各緑地で印象に残ったものを。ホンドタヌキのため糞、シュンランの花芽、メジロです。
北風が冷たくて凍えるほどの寒さでしたが、昼食は㈱グリーンワイズ本社に特別にお邪魔
して休憩させていただくことができ、おかげでとても快適に過ごせました。感謝です!
私にとってはホームグラウンドともいえるルートを歩きましたが、冬越しする昆虫をはじめ
樹木の冬芽、木の実、草花なども色々と観察できて、皆さんも大満足の一日となりました。