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ハイタカと別所小学校プログラム2件

2月27日、昼休みに堀之内寺沢里山公園の谷戸を歩いていると、周囲の小鳥たちが何やら

騒がしくなりました。すぐに上空を確認すると、どこからともなく猛禽類が現れました。

正体はハイタカです。主に小鳥を捕食する種類でオオタカとツミの中間くらいの大きさ。

“小顔で角尾”のフォルムが特徴です。珍しい種類ではありませんが、南多摩エリアでは

見られる時期が冬限定なので、姿を見かけると嬉しくなります。私の頭上を悠然と旋回し、

雑木林の樹冠へと飛び去っていきました。それまで小鳥たちの会話で賑やかだったのが

ウソのように、里山は静寂に包まれました。一時の油断も許されない小鳥は大変ですね!

あのおしゃべりなエナガですら、警戒の声で鳴き交わしたあとは気配を消したのでした。

午前中は環境省による地域生物多様性増進法のオンライン説明会、午後は国連NGOからの

オンラインヒアリングと、私がすっかり事務所に引き籠りの一日を過ごしている間に、園内

では別所小学校のプログラムが2件行われていました。一つはおおぞら学級の皆さんによる

落ち葉かきです。40人を超える大所帯でしたが、先生も子どもたちも落ち葉かきの作業は

手慣れたもの。ながいけの道沿いの林床に集まり、全員で協力して落ち葉を集め、最後は

落ち葉プールを楽しみました。今年は他の学校が何回か実施した後だったこともあって、

落ち葉たっぷりのプールを存分に堪能できたはずです。また、落ち葉かきの目的をすらすら

答え、この時期の咲く花についての質問など、自然に関する話題を盛んに話しかけてくれる

生徒や、拾った鳥の羽を見せに来てくれた生徒もいたそうです。子どもは里山の宝ですね!

自然館では4年生の福祉の授業中。長池レクサロンとの交流レクで盛り上がっていました!

同席した自然館スタッフによるレポート(一部改変)をご紹介します。お誕生日会に始まり、

グループごとに異なるレクリエーションに取り組みました。前回との違いは、より個々の

繋がりを深め、子どもたち自身が考えた遊びを楽しむことです。これらの遊びは、先週、

団体の代表の方が学校で出張授業を行った際に、みんなで楽しむにはどうしたら良いのか

考えて決めたものです。レクリエーション中は、あちこちに笑いがあふれていました。

最後の生徒からの感想では、「いろいろな人と仲良くなれた」「ゲームで遊んで、チームの

人と心を一つにできた」といったコメントがあり、お互いに心を通わせられたようです。

参加者の中には「元気なみんなとレクリエーションができて心から幸せでした」と涙される

方もおられ、一人一人の心に残る素敵な交流のひとときになったことを確信しました。

代表の方から「みんな(家族、友達、全ての人)を大切にしましょう」というメッセージが

贈られると、子どもたちも真剣に頷いていました。最後は全員で歌を歌い、解散しました。

これから、子どもたちは学校で福祉に対する考えをまとめていくそうです。体験を通じて

考えは変わったでしょうか?教育×福祉×公園の連携、来年度も続けていきたいですね!






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