2月5日、堀之内東山はぐくみの森緑地でパークキッズレンジャーの定例活動を行いました。
住宅開発の際に移植保護されたエビネなどの希少植物が生育している閉鎖管理区域、
4区画のうちの1区画で、侵入したマダケを除伐し、下草を刈る作業が今日の任務です。
そもそも、秘境のようなこの場所へ辿り着くまでが大変でしたが、作業はバッチリ完了。
落ち葉の間から顔を出すタマノカンアオイやサイハイランなどの常緑葉も確認できました。
さて、作業の後はお楽しみの自然観察タイムです!
緑地内の谷を水源付近まで散策しながら、野生動物の痕跡や植物を観察しました。
安全管理上、普通の公園であればすぐに処理されてしまうであろう立ち枯れ木が、
人のほとんど入らないこの谷には何本もそのまま残っています。
樹皮をめくって越冬している生き物を探してみると・・いましたいました!こんなに色々!
朽木の生き物は専門外でまだ調べ切れていないのですが、写真の順にわかる範囲で。
アメバチモドキの一種、ヒラタカメムシの一種、カミキリムシの一種、
エサキモンキツノカメムシ、フユシャクの一種、甲虫(不明)。
枯死してしまった樹木がこんなにも多くの生き物たちの命を支えているのですね!
帰り際に、ノウサギの食痕も発見し、改めて、この緑地の豊かさを実感した一日でした。