4月23日、ながいけの道沿いの雑木林で、ビンズイの小群と出会いました。
セキレイの仲間らしく地上や枝でトコトコと歩いている様子を、じっくり観察できました。
このブログでの登場回数がやけに多いビンズイですが、私の好きな鳥の一つなのです。
以前も書きましたが、越冬期は草原や松林などで見られる一方、木々が芽吹いてくると
雑木林の内部に移動してイモムシなどの昆虫を食べています。5月連休明けくらいには
姿が見えなくなり、いつの間にか高地へと渡り去っていきます。長池公園でも、毎年、
渡来したばかりのキビタキなどの夏鳥と同時期に、ビンズイの姿が目立つようになります。
ビンズイたちのいた近くの林縁では、カマツカの花が満開でした。今年は当たり年ですね!
先週、長沼公園でオオバウマノスズクサが咲き始めていたことを思い出し、中央園路の
つる植物園の様子を見てきました。やはりここでも開花していました。それもたくさん!
園内自生のオオバウマノスズクサを移植して、初めて花が咲いたのは数年前のことです。
それから開花数は順調に増えているように思います。なお、長池公園の本種は、研究者に
よると、正確にはオオバウマノスズクサとタンザワウマノスズクサの雑種系統だそうです。
お隣ではハンショウヅルも咲き始めており、早速、コマルハナバチがやってきていました。
さて、この日は長池小学校つばさ学級の第1回生き物観察プログラムを実施しました。
今年度初回ですが、ほとんどの生徒が長池公園ですでにこの授業を経験しているので、
すぐにスイッチが入って次々に生き物を見つけてくれました。虫や小動物を手に乗せる
ことに抵抗があった生徒も、慣れて大丈夫になっていたりと嬉しい変化もありました。
この日、一番注目を集めたのは、アオゲラの古巣を住処にしているアオダイショウです。
穴から顔を出して、辺りの様子を窺っているところをみんなでじっくり観察できました!
順に、ヒゲブトハナムグリ、ヨツモンクロツツハムシ、キセルガイの一種です。
小さな生き物たちへの優しい眼差し、ふれあい、そして、可愛いな不思議だなと関心を
持って1匹1匹と向き合うことができる心と時間のゆとり。大切にしていきたいですね!