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フラサバソウ

3月10日、今年も長池公園では、長池里山クラブによる「炭焼き」が実施されました。

8日から始まった炭焼きは、煙道の破損が発覚するなどのハプニングがありつつも順調に

行われ、10日の夜18時頃に窯止めとなりました。朝の時点で300度に達していたようです。

話は変わりますが、自然館裏手のながいけ橋を渡った先、松木公園内の階段沿いに群生する

フラサバソウが見頃でした。オオイヌノフグリに近い仲間ですが、花はずっと小ぶりです。

全体に長い毛が目立ち、花の裂片どうしは隙間が空きます。また、葉っぱはギザギザの数が

少なくて可愛い形をしています。3枚目の右下にギザギザの無い丸い葉が写っていますが、

これは芽生えの時に最初に出てくる子葉です。花の時期まで子葉が元気に残っているのは、

この仲間ではフラサバソウとコゴメイヌノフグリだけに見られる一風変わった特徴ですね!

この日、私はお休みでしたが担当した別のスタッフから里山保全隊の様子が届きました。

汗ばむ陽気の下、第一デッキ先の谷側斜面の下草刈りや落ち葉かきを実施したそうです。

園路沿いで咲き始めたアオイスミレや発芽したてのドングリの観察も楽しんだようですよ!

夕方には、この1年間、米作りの授業を園内で行ってきた秋葉台小学校5年生の先生方が、

長池里山クラブの皆さんへ御礼の挨拶に来園しました。子どもたちからの御礼のお手紙は

クラブの皆さんの心に響くものがあったはずです。窯焼きのピザを食べながら交流したり、

炭焼きの様子を見学したりと、先生方も良いひとときを過ごされたのではないでしょうか?

立場や世代も異なる人々が、里山での体験活動を通して仲を深める姿ってとても素敵です。

おまけ。自然館中庭の巣箱に早くも内覧者が!シジュウカラですね。どう?気に入った?

ちょうどその様子を目撃されていた来館者のIさんより、証拠の写真をお借りしました。


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