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ホウジャク2種とオオスカシバ

10月2日、秋葉台公園の草刈りを実施しました。線路を見下ろす花壇では、秋の花が満開。

ジニアやコスモスなどが咲き乱れ、蜜を求めて多くの昆虫たちが訪れていました。

ハチドリのように高速で飛び回り、ホバリングを繰り返す昼行性の蛾の仲間たち。

よく見ると、2種のホウジャクとオオスカシバが入れ替わり立ち替わり訪花していました。

どこかぬいぐるみのような愛嬌を感じるヒメクロホウジャク。小型のホウジャク類です。

個体数のもっとも多いホシホウジャク。顔はナマズ、体はロブスターっぽい雰囲気です。

ホウジャク2種よりもずっと大きな体で、顔も体色もメジロを彷彿とさせるオオスカシバ。

名前のとおり、透明な翅に注目!ホウジャク類とはこの点で区別することができます。

オオスカシバがいるのならコスカシバもいるの?という方のために、コスカシバもご紹介。

オオスカシバとはずいぶん雰囲気が異なり、パッと見は蛾というよりも蜂そっくりですね。

素早く飛び回って忙しい蛾の仲間とは対照的に、蝶たちは立ち止まってじっくりと吸蜜中。

大きさで他の昆虫を圧倒するウラギンヒョウモン(1~3枚目)。秋の草花に来る定番種、

ミドリヒョウモンと思い込んでいましたが、詳しい方から指摘を受け、訂正しました。

東京都レッドリストにも掲載されている南多摩では非常に少ない種類、嬉しい出会いです。

4枚目のヒメアカタテハや5枚目のチャバネセセリも、ひっそりと食事に訪れていました。

そんな優美な彼らに忍び寄る影・・6枚目は捕食者として待ち伏せするオオカマキリです。

訪花昆虫で賑わい、平穏そうに見える花園にも、ちゃんと生態系が営まれているのですね。




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