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マユタテアカネの居眠りとヒメウラジロ

10月12日、西多摩方面(青梅市)に用事があって出かけた際、ギンミズヒキの花穂に止まる

トンボを見つけました。時刻は17時すぎ。この止まり方、どこかで見覚えがありませんか?

下の3枚は1時間以上経った18時40分頃に撮りました。この間、ずっと動かずにいました。

そう、これはマユタテアカネの居眠り、すなわち睡眠です。それも原始睡眠といわれる

もの。原始睡眠とは、脳ではなく体だけを休める休眠です。以前も取り上げているので

ぜひこちらの記事も合わせて読んでみて下さい。シオカラトンボの居眠り (h-yugi.org)

顔なじみのヤマトシジミも、その近くでじっと翅を休めていました。昆虫の休眠する姿を

見つけると、彼らの秘密を知ってしまったような気分になり、ちょっと嬉しくなります。

ところで、ヤマトシジミの下翅中央の模様がアナログ時計に見えるのは私だけでしょうか?

用事のついでに、近所の石積みで見つかったという希少なシダ植物、ヒメウラジロの群落を

覗いてきました。久々の再会に感動です。古い石積みなどが少なくなっていることから、

減少著しく、東京都でも絶滅危惧種に指定されています。大きさや姿形は全く異なるのに、

葉をめくってみると、正月飾りに使うウラジロとそっくりで葉裏が真っ白になっています。

思いがけず、出先で良いものを見られてラッキーでした。こちらの“ウラジロ”も縁起物?



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