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ルリビタキの夕支度

2月6日、夕方にトイレトラブルの問い合わせが入り、大塚方面の公園へ出かけてきました。

無事に対応を終え、帰りに以前も訪れたルリビタキの観察ポイントに立ち寄ってみました。

前回記事にも書いたように、樹林内で安全が保障できないため、場所の詳細は控えます。

到着するとすぐ、側溝の周りを行ったり来たり採餌を繰り返している姿が目に入りました。

しばらく見ていると、地上20cmくらいの小枝に止まって落ち着き、羽繕いを始めました。

寝る時間が近いのでしょう。ムクドリやセキレイ類のような集団ねぐらを作ることはない

ので、おそらくここからそう遠くない繁みなどに息を潜め、単独で眠るのだと思われます。

暗くて画質が粗いのが残念ですが、深みのある青い羽の一枚一枚を見せてくれました。

話が前後しますが、昼休みに自然館下のヤマザクラでエナガの群れを見かけました。この

群れは、珍しく同じ木に10分以上も滞在し、幹にへばり付くようにして採餌していました。

アップで見てみても、何を食べているのかはよくわかりません。樹皮に着生した地衣類に

潜む小さな虫やクモを食べているのでしょうか?それとも、付着したカイガラムシかな?

今シーズンは特にエナガの個体数が多いように思いますが、案外、その食生活は謎です。

なにしろあの小さな嘴でパクッと捕まえて、すぐに丸呑みにしてしまうからです。時々、

イモムシを咥えて苦戦しているのを見るので、基本的には肉食ということなのでしょう。

エナガは繁殖が早いので、2月の半ば頃には巣材集めをする姿も楽しめるはずですよ!

最後に、午前中の別所小学校1年生の授業対応の様子を紹介します。テーマは冬の虫探し。

元気な子どもたちと一緒に自然館の周りを歩きました。木や石のスキマを覗いて廻る子、

ひたすら葉っぱを裏返す子、皆さん目の付け所が素晴らしく、夢虫になりすぎましたかね!


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