1月8日、長池公園内、南エントランスゾーンの各所に植栽されたロウバイが花盛りです。
甘い香りを放つ蝋細工のような美しい花は、長池公園の冬の風物詩といえるでしょう。
12月初旬から咲き始めており、2月はじめくらいまでは楽しめそうです。花は雌性先熟の
虫媒花で、強い香りに誘われてハエやカスミカメの仲間などが花粉を求めてやってきます。
まだ葉の残っている株もあるので、花からは想像できない大きくてザラザラした葉っぱも
観察してみて下さい。なお、ところどころに付いている焦げ茶色の塊は昨年の果実です。
上のほうばかり見て歩いていたら、桑の木の梢に白い袋のような塊がいくつもぶら下がって
いるのを見つけました。正体はカイコの原種とされるクワコの繭。クワエダシャクとともに
冬の桑の木で探したい生きものの一つです。皆さんもぜひ、枝先を探してみて下さいね!