4月19日、長池公園では夏鳥のオオルリが観察されたそうです。
各地から夏鳥の渡来の知らせが届き、いよいよ渡りのシーズンが始まりました。
普段聞かない小鳥の声に気が付いたら、その都度、姿を確認してみましょう。
私は講師の仕事で公園を離れ、東京都西部の丘陵地を案内していました。
様々な出会いがありましたが、道端でこんな模様のテントウムシを見つけました。
パッと見はおなじみのナナホシテントウなのですが、黒い斑点の一部が繋がっていて、
“五つ星”になっています。これは、「斑紋異常型」と呼ばれる珍しいものです。
模様が左右で非対称となる斑紋異常もあるようなので、いつか見てみたいですね!
先日15日の記事で、ヒラドツツジの蕾のトラップについて取り上げました。
今日は、蕾という蕾に虫が捕まって動けなくなっている、最強のツツジに出会いました。
その一部を写真でご紹介します。(※9枚目はツツジの葉を食べていたルリチュウレンジ。)
1~3枚目はライムグリーンが美しいクロムネアオハバチ(左はセスジジョウカイ)です。
ピンチの時に申し訳ないのですが、顔や模様をじっくりと観察することができました。
そして、驚いたのは4枚目のコツバメ。早春の雑木林を代表するチョウの一つです。
草花だけでなく、ツツジの蜜に誘われて飛来しているというのは意外な発見でした。
足元では、成虫のまま無事に冬を越したホソミイトトンボが、美しいブルーに変身を遂げ、
活発に飛び回っていました。消えてしまいそうなほど細い体ですが、賢く生きています。
夏鳥、トンボ、甲虫・・初夏の里山は本当に楽しい!ますます観察が忙しくなりそうです!