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冬尺シーズン到来と自然環境保全実習最終日

11月30日、刈り取り直後の雑木林の林床を、ひらひらと舞う昆虫の群れが目に留まります。

冬尺蛾(フユシャクガ)の仲間、クロスジフユエダシャクです。飛び回っているのは全て雄。雌は翅が退化し、雄とは似ても似つかないビジュアルをしていて目立ちません。

クロスジフユエダシャクの雄は、11月の半ば頃から雌を求めて一斉に飛び始めます。

雌は葉の裏や木の樹皮などに止まっていて見つけづらいものの、フェロモンを出すことで

雄を呼び寄せているそう。今シーズンは何種類の冬尺蛾を見つけられるか、楽しみです!

ところで、雄も落ち葉に止まっていると完全に溶け込んでしまいますね。(3枚目)

長池のトモエガモ、やっと会えました。雄2羽と雌1羽がマガモの群れと一緒にいました。

長池前やつくいけの道のエノキには、イカルが頻繁に飛んできて実をついばんでいました。

食事中はあまり鳴かないのですが、“バチッバチッ”と実を割る音で存在に気が付きます。

その他に出会ったものたちです。順に、メギ、ヤブマメとアマチャヅル、タチツボスミレ、

タカトウダイの草紅葉、エビヅルの紅葉、ホンドタヌキの噛み跡が残るマヨネーズ容器。

10月から長池公園で実施してきた専門学校東京テクニカルカレッジの自然環境保全実習は

この日がいよいよ最終日。今回は里山資源やフィールドの活用に主眼を置いた内容です。

竹工作、ネイチャークラフト、落ち葉かき、ネイチャーゲーム、試験対策を実施しました。

最終日だというのに、だいぶ盛りだくさんの内容となってしまいましたが、学生さんたちは

最後まで楽しみながら取り組んでくれました。実習の様子や“顔”を写真でご紹介します。

クラフト作品の一部は自然館の入口付近に飾ってあるので、どうぞ直接ご覧下さい!

長池公園での様々な体験は、彼らの今後にどう生かされていくでしょうか?

皆さんとまたどこかで会えることを楽しみしています。たまには遊びに来てね~!

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