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別所小学校1年生の木の実・草の種観察

10月23日、自然館入口正面の園路沿いに、シオデの実が連なっているのを見つけました。

若芽が山菜として親しまれる身近な里山植物ですが、花や果実は目立たない色をしており、

注目されることはほとんどありません。近縁のサルトリイバラの実が熟すと赤くなるのとは

違ってこちらは黒く熟します。光沢を放つ姿は魔除けの数珠を連想してしまいますね。

さて、この日は別所小学校1年生の生活科授業を担当しました。テーマは「実りの秋」と

いうことで、木の実・草の種を取り上げました。自然館周りを一周しながら30種類ほどの

実や種を採取し、最後はグループに分かれ、模造紙に広げて仲間分けをして楽しみました。

プログラムとはいえ授業の一環なので、実や種が遠くへ運ばれるためにそれぞれ備えている

機能や作戦(風力・自力・付着・貯食・被食など)についてもレクチャーを行いました。

一方的な説明だけでなく、色や形の観察を通じて、みんなにも推理してもらいました。

“ちょっと1年生には早いかな?”という心配をよそに、私や先生方も思わず驚くほど、

みんな鋭い観察眼と考察力を発揮してくれました。子どもたちから教わることばかりです。

おまけで得意の“ドングリとばしの術”を伝授すると、みんな喜んで試していましたよ!





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