5月23日、今日も雨の一日でした。作業は中止で事務作業やスタッフ会議に専念。
梅雨が近付いていることを知らせるこの時期の雨を、「卯の花くたし」と呼びます。
卯の花はウツギのことで、ウツギの花を腐らせてしまうほど降り続く長雨という意味です。
農家にとって、春から夏に降る雨は特に大切な恵みであることから、「卯の花くたし」、
「なたね梅雨」、「たけのこ梅雨」など様々な名前を付けて区別してきたのでしょう。
さて、長池公園でも今まさに、卯の花ことウツギの花が見頃を迎えています。
駐車場から自然館周辺にかけて、たわわに花を付けているウツギの仲間は主に3種類。
写真の左から順に、ウツギ、サラサウツギ、シロバナヤエウツギです。
ウツギの花は純白の花びらが5枚あるのが特徴で、それ以外の2つはともに八重咲きです。
サラサウツギは花びらの裏側がピンクに色付いており、シロバナヤエウツギは純白。
花以外の特徴は共通していて違いがありませんので、咲いていれば簡単に区別できますね。
雨粒が当たると腐るのかというと、そんなことは無く、みんな元気に咲いていますよ!
4月18日の記事で、うさぎ年にちなんで“うさぎのみみ”ことシロダモの芽吹きを
取り上げましましたが、5月は梅雨入り前に“卯の花”の観察など、いかがでしょうか。
ところで、先日21日に行われたパークキッズレンジャー活動(エコレンジャーと合同)の
レポートが、クールセンター八王子のブログにアップされました。どうぞご覧下さい!