11月23日、突然ですが、こちらの木の葉の写真をご覧下さい。いったい何でしょう?
樹木に詳しい方も、すぐには何という種類かわからなかったのではないでしょうか?
これはながいけの道にたくさん生えているあの木なのです。あの木というのは・・
正解はミツバウツギです!「えっ?ミツバウツギは“三つ葉”じゃないの?」と思った方、そのとおり、ミツバウツギは三出複葉、つまり三つ葉が普通なのですが、これは五出複葉。
図鑑ではほとんど紹介されることがないのであまり知られていませんが、実際には5枚葉を
付けるミツバウツギが結構存在します。こうなるともはや“イツツバウツギ”ですね!
一つの起点から複数の小葉を出すものを掌状複葉といいますが、3枚でも4枚でも5枚でも、
その基本的な形は変わりません。ながいけの道には4枚や5枚の小葉を付けたミツバウツギが
とてもたくさんあることに最近気が付きました。しかし不思議なことに、いくら探しても
6枚以上の小葉からなる葉は1枚も見つけることができませんでした。6枚以上ともなると、
掌状複葉ではおさまらず、起点のずれる羽状複葉になってしまいそうですが、そもそも
ミツバウツギは三出複葉の延長として、たまに五出複葉の形質が現れるだけなのであって、
ただやみくもに小葉の数が増えることはないのかもしれません。6枚葉のミツバウツギを
見つけた方はぜひご一報を!6枚だといったいどんな付き方なのか、気になるところです。
ちなみにこちらが典型的なミツバウツギの葉です。小葉は、3枚1セットの三出複葉です。
今の時期、折り紙の奴さんの袴の形そっくりの果実(蒴果)がいっぱいぶら下がっています。
ところで週末は、長池公園の芝生広場では恒例のマルシェ「クラフトパーク」が開催され、
自然館展示室2では近隣のせいがの森こども園による「第2回 ART School exhibition」と
称した園児の作品展が催されました。天気にも恵まれ、どちらも大盛況だったようです。
私は体調を崩してしまい、残念ながら見に行かれなかったので、スタッフ撮影の写真を
お借りしてその様子をご報告致します。芸術の秋にぴったりの素敵なイベントですね!