3月16日、バス通りの見事なヨウコウに後ろ髪を引かれつつ、拝島まで出張してきました。
都立多摩工業高等学校で「環境講話」をの講師を担当することになったのです。
工業系の高校ですが、環境系の学科ではビオトープや森づくりなども実践されているそう。
今回は体育館で2年生169名を対象に、長池公園を中心とする公園の各種取り組みについて、
生物多様性保全や地域協働の観点からお話させていただきました。
大人数の高校生を相手にお話する機会は初めてで緊張しましたが、熱心に耳を傾けて
くれた生徒さんたちに、何か一つでも刺さる言葉や内容があったらいいなと思います。
午後からは、長池公園でスタッフ向けの「職員研修」を実施しました。
これからしばらくは、開花している植物についての質問やお問合せが多くなります。
それらに少しでも対応できるように、見頃の花の名前や咲く場所を実際に見て確認して
おきましょう、というのがねらいです。地図にメモを取りつつ、五感で春を味わいました。
途中、来園者と話に花が咲いたり、研修ということを忘れて撮影大会が始まったり・・
でも、そういう“道草”があるからこそ、一つ一つの出会いが記憶に刻まれるのですよね!
第二デッキの小池には、アズマヒキガエルの卵塊やヤマアカガエルのオタマジャクシの姿。
先日の記事で登場したヤブサンザシは、雌株に遅れて雄株の花も咲き始めました。
毎日同じコースを歩いても、毎日変化を感じられるのが、3月の里山の面白いところです。