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季節の自然観察会レポート

7月25日、酷暑の中、今年度3回目となる「長池公園 季節の自然観察会」を開催しました。

朝からすでに蒸し暑く、どうなることかと思いましたが、保冷剤を途中で2回配布したり、

木陰での給水タイムをまめに確保したりしつつ、なんとか無事に終えることができました。

開始早々、たくさんの生きものが出迎えてくれました。皆さんの注目の的となったのは、

ガビチョウの親子です。外来種であるガビチョウが繁殖していることの是非については

さておいて、巣や卵を見かけることはあっても、巣立ち後のヒナと親鳥の行動を観察する

機会は少なく、私にとっても貴重な観察となりました。驚いたのは、両親が協力してヒナを

誘導し、手厚くサポートしていたことです。その姿に子どもへの愛情の深さを感じました。

こちらは参加者がニガキの枝にいるのを見つけて下さったアカスジキンカメムシです。

手すりに移動してもらって、撮影大会が始まりました笑。美しい、可愛い、面白い・・

そういう心動かされるような出会いや観察を共有できるのが、観察会の醍醐味ですね!

ホトトギスの声を聞いたり、タイワントビナナフシ(若齢)の放つゴボウ臭を楽しんだりと、

なるべく五感を使うようにして観察を楽しみました。参加者の皆さんも、楽しく熱心に、

真夏の里山の自然を満喫して下さっていたように思います。そしていつもどおり、参加者

どうしでの交流も盛んに行われて、嬉しい限りです。暑い中、ありがとうございました。

【観察した主な動植物】

ホトトギス(声)、ウグイス(声)、カワセミ、ガビチョウ(雛)、カブトムシ、クワカミキリ、ヨツスジトラカミキリ、ヤマトタマムシ、エゴヒゲナガゾウムシ、スグリゾウムシ、ムーアシロホシテントウ、アカスジキンカメムシ、ヒゲナガカメムシ、ニイニイゼミ、アカボシゴマダラ(夏型)、コミスジ、コチャバネセセリ、ムラサキシジミ、ベニシジミ(夏型)、タイワントビナナフシ、ササキリ、ショウリョウバッタ、オオシオカラトンボ、チャイロスズメバチ、コシブトハナバチ、サツマノミダマシ、ミズユキノシタ、キキョウ(植)、レモンエゴマ(植)、ウマノスズクサ(植)、メハジキ(植)、キセワタ(植)、サジオモダカ(植)、サワギキョウ、カンガレイ、キツネノカミソリ、カノツメソウ、シシウド、トキリマメ、イヌザンショウ、アカメガシワ、エゴノキ、ガマズミ、ノリウツギ、リョウブ、ムラサキシキブ(奇形)

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