2月10日、朝からヤマガラの囀りが聴こえてきました。少しずつ、春の訪れを感じます。
ところで、昨年の2月に椿の花に空けられた穴の正体について書きました。椿の花の穴
ヤブツバキやタチカンツバキの花びらに空いた小さな穴は、メジロが吸蜜に訪れた際に
脚の爪を引っかけた痕跡であり、無事に送粉が行われた証拠。みすぼらしく見えても実は
鳥媒花の椿にとっては“幸せのしるし”であることを紹介しました。観察会でもその話を
したところ、「想像ができない」という声もあったので、その瞬間を撮影してみました。
ほら、この通り!(1~3枚目と6枚目)しっかりと脚で花びらを掴んでいるのがわかります。
(※直接爪が貫通する以外に、傷付いた部分が枯れて穴になることもあると思います。)
そのバランス感覚もすごいですが、花びらがこぼれ落ちないほど軽いことにも驚きますね!
顔面が花粉だらけになっていて、ちゃんと送粉にも貢献していることが確かめられました。
でも、子育て中の私には、口の周りを食べかすだらけにした子どもにしか見えませんが笑。
さて、今日の里山保全隊は中央園路でササ刈りを行いました。作業を進めていると、多くの
方が声をかけて下さりました。里山の豊かさを守るボランティア活動は、公園を利用する
皆さんにとって快適な環境景観を生み出す取り組みでもあります。感謝や労いの言葉が
大きな励みとなり、ササ刈り作業にもいっそう身が入ります。今日もお疲れさまでした!