1月5日、朝の出来事です。自然館中庭テラスに並んだ鉢植えを何気なく眺めていると、
それはパッと目に飛び込んできました。「あっ!これ、四つ葉のカタバミ!!」
多分、声には出ていなかったと思うのですが、嬉しさのあまり、事務所に戻ってすぐに
「いいもの見つけちゃいました!」と言って、スタッフを順番に見に行かせる始末です。
四つ葉のクローバーといえばシロツメクサを指します。同様に、カタバミでも四つ葉が
稀に見つかるといいます。探したことが無かったのもありますが、初めての出会いでした。
綺麗に並んだ4つのハートが魅力的。これは今後もつい探してしまいそうな予感です。
ちなみにこちらは周りに生えていた普通のカタバミの葉です。花の写真も載せておきます。
花の写真は、アカカタバミと呼ばれる葉が赤黒くなるもので、都市部に多いタイプです。
高温ストレスによって進化し、高温耐性を獲得した結果であることが明らかになりました。
ところで、私が四つ葉のカタバミを見たのは初めてでしたが、花が重弁咲きになる品種、
ホシザキカタバミ(クニタチカタバミ)は、カタバミの花を見る度に気にしていた甲斐あって
何度も出会うことができました。個性的な葉や花たち。身近にありふれた雑草だからこそ、
気軽に“探す楽しみ”を味わうことができて、出会えた時の喜びも格別なんです。