6月18日、朝から雨模様。日中は期限の迫っていた書類の作成などに集中できました。
こちらのブログもしばらく時が止まっていましたが、まとめて更新。追い付きました!
自然館閉館時に会議室の雨戸を閉めようとすると、窓辺のイロハモミジが輝いていました。
いつしか雨足も弱まっています。蒸し暑い日々が続く中、草木にとっては恵みの雨でした。
さて、今日は今月観察した“癒し系なゾウムシたち”をまとめて紹介したいと思います。
まずはクリアナアキゾウムシです。6月7日の出勤途中、自然館外壁に止まっていました。
こちらは同日の午後、堀之内寺沢里山公園の擬木柵で見つけたフトアナアキゾウムシです。
最初、模様がアトジロサビカミキリにそっくり・・と思ったのですが、他人の空似でした。
すぐそばには食樹のホオノキ。分布が局地的で、個体数もあまり多くない種類だそうです。
擬木柵から少し離れた場所に積まれた細い粗朶には、鳥の糞のようなゾウムシがいました。
シロヒゲナガゾウムシです。単体だと目立つ色彩ですが、枝に止まると全く目立ちません。
この仲間はゾウムシ上科ではかなりの異端児で、形もあまりゾウムシっぽくないですね。
この日、自然館に戻るとこれまた面白い形をしたヒゲナガゾウムシが届いていました。
ナガフトヒゲナガゾウムシという珍しい種類だそうです。本当にゾウムシ?という見た目。
最後に紹介するのは、6月12日に市内の民有緑地で出会ったカオジロヒゲナガゾウムシ。
無造作に積まれた広葉樹の材木に止まっていました。他種よりも小型で機敏に動きます。
・・ということで、載せ損ねていたゾウムシの仲間をまとめて取り上げてみました。
アナアキゾウムシの仲間、ヒゲナガゾウムシの仲間ともに、どの種類も色や模様は地味
ながらも、そのフォルムや表情はとても愛嬌があります。どうでしょう、癒されましたか?
おまけ。ネムノキの葉の就眠運動を見ることができました。暗くなると葉が閉じてきます。