9月20日、秋葉台小学校のびのび学級(全学年)37名がバスで来園し、授業を行いました。
テーマは「植物と仲良くなろう」。草花遊びを中心に草木との触れ合いを楽しみました。
今回、私が取り上げた草花あそびは7つ。イノコヅチのやじろべえ、ヤハズソウちぎり、
ツユクサの色水作り、メヒシバのかんざし、オオバコ相撲、猫じゃらしのうさぎさん作り、
そして、イヌザンショウとクロモジの香り比べです。みんなそれぞれがお気に入りの遊びを
見つけて、先生やスタッフも一緒になって楽しんでくれました。特に面白かったのは、
気になったものを各先生が持っている透明のコップに入れていって、最後に見せ合いっこを
したら、7本のコップがどれも全然違うラインナップになっていたことです。同じ道のりを
歩いても、一人一人、気になるもの、気に入ったものは違っていて、その違いをみんなで
楽しむことができました。また、イヌザンショウの葉も好き派と苦手派に綺麗に分かれ、
苦手派からは「ピクルスみたい!」、「キュウリみたい!」などという意見が出ました。
私はイヌザンショウの葉はいい香りだとばかり思い込んでいたので、香りや匂いは特に
感じ方が人それぞれであることを改めて教えてもらいました。決めつけちゃだめですね!
他にも、コオロギ類やバッタ類を捕まえたり、ドングリを拾ったりする子たちもいました。
あっという間の2時間の授業を終えたあと、自然館を見学して元気に帰っていきました。
長池公園では、秋葉台小学校のびのび学級のほか、別所小学校おおぞら学級、長池小学校
つばさ学級ともそれぞれ連携し、校外授業として自然体験プログラムを受け入れています。
特別支援学級の子どもたちにとって、長池公園での自然体験が、他者や自然、さらには
自分と向き合い、表現力や共感力を育む機会となるよう、私たちスタッフは願っています。