2月14日、午前中は秋葉台公園で秋葉台小学校のびのび学級対象の授業を行いました。
今回のテーマは「冬の生きもの探し」です。子どもたちと一緒に公園へ繰り出しました。
園内では“刻みたくあん”のようなシナマンサクが花盛り。良い香りを漂わせていました。
シンボルツリーのハンノキも、近くで見ると雄花序をたくさん垂らしており、見応え十分!
生徒が透明のフィルムケースに入れると、あっという間に内側が花粉だらけになりました。
肝心の生きものは写真を撮っていなかったのですが、タチカンツバキの花びらに穴を開けて
しがみつくメジロの姿や、ケヤキ樹皮下のウスキホシテントウやヒレルクチブトゾウムシ、
芝生を堂々と歩くハクセキレイなど、行く先々で夢中になって観察することができました。
そしてラストを飾るのは、ずっと昔から使われているホンドタヌキのトイレお披露目です。
踏まないように気を付けながら、最初はおそるおそる・・でも全員が興味津々でため糞を
取り囲み、私たちの解説に耳を傾けてくれました。いつもの公園がいつもと違って見える、
そんな不思議な体験を、このプログラムを通じて味わってもらえたのではないでしょうか。
午後は、埼玉大学大学院の留学生が研究の一環で視察に訪れ、長池公園をご案内しました。
解散後に急いで別所小学校へ向かいます。今年も素敵な展覧会が開催されているとのこと、
じつは子どもたちから可愛らしい招待状が送られてきたのです。別所小学校は低学年から
高学年まで、授業などでいつも関わっているので、皆さんの作品をわくわくしながら見学
させてもらいました。今年は鳥や虫などを題材にした作品が多く、見どころ満載でした。
長池公園での観察や体験が、彼らの表現にも少なからず影響を与えているような気がして
とても嬉しいですね。これからも、小学校の環境教育にはいっそう力を入れていきますよ!