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続・シジュウカラの旅立ちと秋葉台小学校授業

7月2日、中庭巣箱のシジュウカラ、待ちに待ったヒナたちの旅立ちの日が訪れました。

お昼すぎ、いつもと違って餌を運んでこない親鳥に導かれ、ヒナが1羽、2羽と順番に巣箱を

飛び出していきます。まだおぼつかない足取りに、こちらがハラハラしてしまいますね。

でも、写真の4~6枚目の子は最初に飛び乗った枝で、上を歩き回るアリたちを発見して

パクパクと上手に食べていました。巣箱に残っているヒナを呼んでいるのでしょうか?

外へは出てみたものの、足がすくんでしまってなかなか飛び立てない子もいました。

スタッフや来館者のファンに見守られて、最終的には全員が無事に巣立っていきました。

冒頭に“待ちに待った”と書きましたが、やっぱり声が聴こえなくなると寂しい気分に・・

さて、この日は朝から大忙しでした!秋葉台小学校4年生が130人以上来園し、米作りの

授業(今年度3回目)で田んぼの草取りに挑戦しました。今回も4グループに分かれて実施、

草取り以外の時間は薪割りの様子を見学したり、昆虫を観察したり、田んぼに生息する

カエルについての興味深いお話を聞いたりと、盛りだくさんの内容です。私は昆虫観察と

薪割り見学を担当しましたが、同じ内容を休みなしで4回繰り返したのでへとへとです。

でも、子どもたちの探求心とキラキラした眼を見ていたら、そんな疲れもどこへやら。

長池里山クラブ、保護者有志の皆さん、公園スタッフの連携プレーで乗り越えました。

さらに、この日から宮上中学校2年生の4人による3日間の職場体験も始まりました。

小学校の授業対応に参加したほか、消火器訓練、名札や館内POPの製作、稲わらの陳列、

七夕用の竹取りなど、こちらも初日から充実のプログラム。元気に取り組んでくれました!

昆虫観察の主役は、ナガヒラタムシ、ルリボシカミキリ、ヤマトタマムシに決まりです。

このタイミングでまたナガヒラタムシを見つけられたのは幸運でした。何も知らなければ

ただの地味な虫ですが、先日も取り上げたように、2億4千万年前の化石からも発見されて

いる凄い甲虫なのです。その話をしたとたん、一気にみんなの注目の的となったのでした。

このほか、ウグイスナガタマムシ、キイロトラカミキリ、カナブンなども観察できました。

シジュウカラの巣立ちに小学校の授業対応、中学校の職場体験と、あまりにも色々なことが

あったので、何を取り上げようか迷ったのですが、結局全て、ありのままを書きました。

人と自然の豊かさに溢れる長池公園の日常。その臨場感が少しでも伝われば嬉しいです。

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