8月20日、猫じゃらし最盛期となり、各地でそよそよと揺れる穂を見かけます。
河川敷は猫じゃらしの宝庫で、一般的なエノコログサのほかにもアキノエノコログサ、
キンエノコロ、コツブキンエノコロ、オオエノコロなど、いくつかの種類が見られます。
先日の記事でアメリカキンゴジカやクグガヤツリの生育を紹介した堀之内番場公園対岸の
大栗川堤防草地に、フシネキンエノコロが穂を伸ばしていました。昨年、東山地区での
発生を報告していますが、それ以降、複数箇所で確認しており、分布は拡大傾向です。
見分け方などは昨年の記事をどうぞ。フシネキンエノコロとカライタドリ (h-yugi.org)
猫じゃらしの仲間では唯一の多年草なので、根っこを掘ると頑丈で節があり、茎の下部では
節々からの発根も見られます(7~9枚目)。しかしながら、大栗川の株を掘ってみると、根を
出している様子は見られず、拍子抜けしました。定着してからまだ日が浅いためでしょう。
河川敷ではおなじみのセイバンモロコシですが、東山周辺では小穂に芒の無いタイプの
ヒメモロコシが多く見られます。こちらも私の背丈くらいになる大型のイネ科草本です。
ふだん、イネ科の植物には目もくれない方も、猫じゃらしは愛らしくて魅力的ですし、
大型の種類は花のつくりを見比べるのに好都合なので、観察対象に入れてあげましょう!
おまけ。午前中はイベント「「カラーセロハンできれいな影をつくろう!」が開催され、
おかげさまで大盛況!インターンシップの学生さんたちも、子どもたちの製作を優しく
見守りつつ、積極的に参加してくれたようです。イベントサポート、お疲れさまでした。
※私はこちらで草刈りでした・・さて、どこの公園でしょう?