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続・鳥たちと過ごす雪の日

3月3日、先週からやっと始まったヤマアカガエルの産卵ですが、自然館中庭の池でも卵塊を

確認することができました。今年は雨が少なく、だいぶ遅れています。ようやく恵みの雨が

降り、これから相次いで産卵が行われるでしょう。朝からの雨はやがて雪に変わりました。

雪の長池公園、築池の水鳥はどうしているでしょう?じつは昨年の積雪の際にも同じことを

考えていて、雪の中で過ごす鳥たちの様子を記録していました。鳥たちと過ごす雪の日

まずはいつものマガモたちです。降り始めた雪を見て「雪だ!」と話しているようですね。

トモエガモの群れは倒木上に止まって過ごしていました。2枚目の雌の嘴基部に見える白は

雪ではなく模様です。昨年の降雪よりも湿り雪なので、羽毛がしっかり雪を弾いています。

小鳥たちは雪の少ない園路に集まっていました。驚いて飛び立ったシロハラとアオジです。

積雪時はミミズなどを食べるシロハラよりも、主に草食性のアオジのほうが有利でしょう。

カタクリ観察路まで足を伸ばすと、うっすらと積もった雪の合間からカタクリの新葉が

顔を出し始めていました。周囲には“ネギの頭”のようなキツネノカミソリの芽出しも!

カタクリの見頃は例年3月下旬頃、キツネノカミソリの旬は夏です。開花が楽しみですね。

さてこの雪、夜には一度おさまるようですが、5日にまた雪予報が出ています。この程度で

済めば良いですが、念のため、積雪に備えて準備をしておいたほうが良いかもしれません。

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