12月16日、朝から都内へ出張してきましたが、昼すぎに自然館へ戻ると、美しい光景が・・
赤と黒の対比が美しいトキリマメの果実です。二色効果で小鳥を誘引しますが、実際には
美味しいわけではないようです。エンドウマメのようなサヤ入りタイプの果実を持った
マメ科のツル植物は、裂開すると弾けて中の種子が飛び散るものと、裂開しても種子が残る
ものがあります。トキリマメやノササゲは後者です。これらの種類はサヤが鮮やかに色付く
ため、小鳥に食べて運んでもらおうという意図は明らかですね。いかにも美味しそう~な
見た目に騙されてパクッとつまみ食いしてしまう小鳥を、いつか見てみたいものですが・・
さて、この日の里山保全隊活動は年内最終日でした。10名のメンバーが参加し、予定通り、
これまで進めてきたながいけの道沿いの目標箇所まで草刈りを終えました。少し余力が
あったので、浄瑠璃姫の碑の周囲の落ち葉も掃除しました。自然館に戻り、皆さんに年末の
ご挨拶と、一年間の御礼として“粗品”をプレゼントしました。しばらく空いて、年明けは
1月20日の少し遅めのスタートとなりますが、来年も楽しく安全に活動ができますように!
最後に告知です。年明けの1月23日に、恒例となった「長池公園季節の自然観察会」を開催
することになりました。不定期開催ですが、好評につき、第5回目を迎えることができて
ありがたい限りです。17日時点で定員にまだ余裕があります。お申し込みはぜひお早めに!
おまけ。築池のトモエガモは、先週から雄4羽が滞在中です。キンクロハジロもいますよ!