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鳥類標識調査(バンディング)

2月1日、先日30日に実施された鳥類標識調査(バンディング)のフォトレポートです。

長池公園の特別保全ゾーンでは、2016年4月から鳥類標識調査が行われています。

この調査は、野鳥を捕獲し、個体を識別するための足環を装着してから再び放鳥するもの。

野外観察ではわからない細かい部位の確認や測定ができるだけでなく、

足環付き個体の再捕獲や観察によって、渡りなどの生態も調べることができます。

日本では、環境省が(公財)山階鳥類研究所への委託事業として実施しており、

専門の知識と技術を有する認定鳥類標識調査員(バンダー)が全国各地で活躍されています。

長池公園でも、多摩地域を拠点に活動する有志のグループが調査を続けて下さっています。

この日は晴天で風も穏やかな絶好の調査日和。調査メンバーの期待も高まります。

小鳥たちが水場として利用している、ハンノキ林の水源地にカスミ網を設置しました。

順番は前後してしまいますが、放鳥された野鳥の一部をご紹介します。

まずはおなじみのシジュウカラ。背中のグリーンと翼の青灰色が綺麗ですね!

雌雄はお腹の黒線の太さで見分けられますが、頭部の光沢や小翼羽も注目ポイントだとか。

続いてもおなじみのメジロ。最小クラスの小鳥だけあって、足環は細いリングです。

もっとも身近なキツツキ、コゲラです。雄の頭部には赤い羽が見え隠れしていますね。

翼の羽は白い水玉模様がオシャレです。足指は前2本に後ろ2本、尾羽が他の羽よりもかなり硬くなっていて、木の幹に止まる際、2本の足とともに体を支える役割を果たしています。

身近な小鳥ですが、あまり知られていないカワラヒワです。翼の黄色がまぶしい!

ここからは冬ならではの渡り鳥です。まずは冬の雑木林でよく見るアオジ。

全国の鳥類標識調査において、もっとも多い個体数が放鳥されている種類だそうです。

このブログでも何度か登場しているルリビタキ。雌の成鳥が網にかかりました。

足にはすでに足環が付いており、2021年12月にこの場所で放鳥された個体と判明!

富士山などで繁殖し、平地で越冬する渡り鳥ですが、長池公園にまた来てくれたのですね。

最後は、長池公園での調査では初めて捕獲されたシメです。太い嘴のぽっちゃりさん。

赤い虹彩とネイビーブルーの風切羽がとても綺麗でした。

毎年観察していますが、私も間近で見たのは初めてなので感動しました。

この日の調査で放鳥できた野鳥は全9種類、19羽というなかなかの成績でした。

各地の水場が凍結していたので、流れのあるこの場所に野鳥が集中したのかもしれません。

今回も、バンダーの皆さんのおかげで野鳥について多くの学びを得ることができました。

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